虫歯ができるまで。
2020年2月28日
虫歯ができるには
皆さん、虫歯ってどうやってできるのかご存知ですか?
学校でよく行う歯科指導などでは、
虫歯菌・糖分・時間・歯質
この4つが合い重なって虫歯ができるとお話します。
聞いたことあるって方も、いらっしゃると思います。
ですが、今回はいつもとはちょっと違う内容で虫歯についてお話したいと思います。
まず、皆さんはpHって覚えてらっしゃいますか?
小学校の理科で習った【pH】ペーパー。。。
実は、虫歯と深い関係があったのです‼️
小学生の頃にリトマス試験紙を使って実験をしたのを思い出してください。
アルカリ性、中性、酸性。
今からお話したいのは、このpHの変動を、表した
【ステファンカーブ】についてです。
私達のお口の中は、通常は
中性pH7に保たれている状態です。
しかし、食事や糖分を含んだ飲料を飲むことでお口の中のpHが一気に下がり酸性に傾いてしまいます。
この時に歯の表面(エナメル質)の脱灰(歯が溶けること)が始まります。
ですが、それから40分から1時間をかけてゆっくりpHが中性に戻っていきます。
この脱灰が始まる境を臨界pHと言います。
この臨界pHの値は5,5と
かなり高い数値です。
つまり、この脱灰が何度も何度も何度も続いて虫歯ができるということです。
ですが、私達のお口の中は脱灰が起きてもすぐに虫歯にならないように唾液が再石灰化
(歯を脱灰から守る唾液の自然治癒のメカニズム)を促しています✨
ちなみに唾液が少ない人ほど虫歯になりやすい傾向です。
ではなぜ、再石灰化をするのに虫歯になるのか??
それには理由があるのです‼️
★歯の表面にプラーク(歯垢
・細菌)が多く付着して
唾液が届かず再石灰化の
効果がない。
→つまり磨けていない
★だらだら食べをして脱灰
を起こしている状態が続
いて唾液による再石灰化
が間に合わない。という
こと。
→よって虫歯になる
つまり
食後、間食後は、お口の中のpHを中性に戻してあげれば虫歯にはなりにくいということです。
普段何気なく召し上がっている炭酸飲料、お酢、柑橘類等、、、
ちょっとだけ意識を向けられてみてはいかがでしょうか?
だらだら食べをせずに、メリハリをもって飲食を楽しまれてください😊✨
最後まで読んでくださりありがとうございました😊
2月29日は小児歯科専門医の貴子先生による小児歯科・矯正デーです。
矯正相談は、随時行っております。
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