すごくためになる銀歯の話‼️‼️
2020年3月15日
前述でお話した銀歯と口臭についてご理解いただけましたでしょうか😊?
もう少し、銀歯についてお話させていただきます。
歯科の治療は、
保険診療
自費診療
の2通りがあります。
保険診療で被せる銀歯についてお話します。
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さて、問題です。
あなたは、虫歯になりました。
その後どうしますか?
当然、歯医者に行って治療しますよね。
ここからが重要です‼️
歯を削り、型を採り、
気付けば銀歯になっていた。
こんな感じでしょうか?
このパターン
日本人に一番多い答えです。
そもそも選択肢があるなんて知らなかった方もいらっしゃるのかもしれませんね。
ではなぜ銀歯になる人が多いのですか?
それは日本の保険治療では銀歯の選択しかできないからなんです。
(保険診療の中でも部位にもよりますが、プラスチックの白い被せものもありますが劣化が著しいです。)
銀歯とはパラジウムやニッケルや銀合金などからできている金属です。
実はその金属は歯科先進国では、使用を禁じられていることもあるほどです‼️
ですが、日本では多くが
この治療をなされています。
ではなぜその治療がなされているかご存知ですか?
銀歯は1961年に始まった治療です。
かれこれ60年前に始まった治療です。
長い歴史のある治療ですが、何故変わらずに今も使われつづけているかというと、、、
歯科医療技術は日進月歩どんどん進化し続ける一方
一般的な保険治療には導入されません。
何故でしょうか?
それは、国は保険治療で最低限の治療を担うようにしているからです。
衝撃的な事かもしれませんが一般的な保険診療で使われている歯科材料は最低限レベルのものばかりなのです。
なぜなら、これは国が定めたルールだからです。
どんな時にどんな材料を使ってどういう処置をしてと
細かいルールが決められているのです。
保険診療で作製する詰め物や被せ物は、
歯との境目が大きく汚れが付着しやすくなります。
その境目からまた虫歯になるリスクを高めてしまいます。
境目から虫歯になると、銀歯を除去しさらに大きく削りなおさなければなりません。
つまり再治療をしなければいけないのです。
この悪循環が続くことで、歯の寿命が縮まり患者さんの身体的精神的苦痛も大きくなります。
また、
金属で作製された詰め物や被せ物は、自分の歯や保険外診療で作製されたものに比べ汚れが付着しやすくなります。
これが、前回の記事にも載せましたが口臭の原因になるのです。
そして、
一般的な保険適用の銀歯をつくる場合は、精密な型採りができません。
これも国が定めたのルールで決まっているからです。
被せものを作る工程で、
一番大事な型採り。
これで被せもの良し悪しが決まると言っていいほど大事な作業。
できれば、一番精密に型採りをしたいものです。
ちなみに、自費診療で被せる歯は型採りにも
最高材料を使用し精密に型を採り作り上げるのです。
このような国が定めたルールがある為、
保険診療では最低限レベルのものしか作ることができないのが現実です。
ですので保険診療で作製した被せものはあまりオススメはできないのが本音です。
またこの事を十分理解した歯科医師、歯科衛生士、歯科スタッフは自分や家族には、ほぼ進めることはないという事です。
我々、歯科医療従事者は、一本の歯を残すことが人生においてどれだけ大事なことなのか。毎日様々な悩みをお持ちの患者さんと接することで、歯を残す大事さをひしひしと感じています。
結果ですが、
銀歯で治療する場合のメリットとして私たちは、安価であるということくらいしか思い浮かばないのが事実です。
では、どんな治療がいいのか? は次回にお話したいと思います。
自分の歯とともに長い人生を笑顔で過ごせるように、
していきたいですね。